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園芸掲示板_木の剪定


■2022年4月3日(日)

■剪定を始めたきっかけ

 先日、大きく甘いビワ(枇杷)の実を作りたくて、摘果を行った。その後、それを契機に様々な樹木(藤、柿、枝垂れ桜など)の剪定を行った。花卉(カキ)用の細い剪定ハサミを使っていたが、バネもなく手が痛くなった。そこで昨日、直径2cm位までの枝ならば断ち切れる剪定ハサミ(岡垣のNo.103で3000円位)と、ゴム手袋(200円位)も購入した。剪定バサミを新調すると、試し切りしたくなり、雨の日でしたが傘を差しながら剪定し始めた。雨により剪定バサミの回転部分に塗布された油が滲みだしたので、雨の日の剪定は良くないなと感じた。

 

■枯れて固くなった枝の剪定

 あまり剪定されていない樹木は、枝の数が多くなり、栄養が十分に行かずに自然に枯れる枝も生じる。また虫の巣となって枯れる枝もある。枯れた枝は固くなり、容易に断ち切ることが難しくなる。剪定バサミはスパっと切れるのではなく、食い込んで動かなくなってしまう。

 

■剪定のプロセス

剪定する枝の優先順位は、次のようなものだと考えた。

 ①枯れた枝、虫が食いの枝 ※場合によっては多少の衝撃を加えるだけで折れる

 ②主枝に対して上に向かって伸びている枝

 ③主枝同士で衝突する枝 ※将来の形状を考えて剪定する主枝を選ぶ

 ④末端部では横に開く形状に剪定

 また果樹等では手の届く範囲で実が採れるよう、台形型に低木化したいので、主幹をノコギリで両断することもある・・・まだ自分でやったことないですが、過去にそれが為された断面だと分かる主幹も見られた。

 

■剪定部から新しい枝が伸びる

 主幹の剪定部からは、本来その先に行きわたるはずだったエネルギーの溜まり場となり、新しい元気な上方向に伸びる枝が4,5本生じる。今回は、柿の木でそれが見られたので、2メートル程度の長めの数本の枝をノコギリで切断しました。

 

■切断面への保護剤の塗布

 枝垂れ桜を剪定した。剪定前から剪定後の姿を比較すると、蓑を被ったような状態から、幹の動きがしっかりと分かるシルエットに変わった。大きな切断面は、トップジンMペーストで塗布し、虫、腐り、病気等の対策をしておいた。

 

■剪定後の枝の処理

 刈り取った枝をどうするか考えた。ガーデンシュレッダーのような枝を細切れにする機械で、ゴミ袋に入れやすくしたり、微生物発酵による堆肥化を早める方法がある。自分の結論は、単に枝を森(自分の敷地内)に捨てるだけだ。単に腐葉土が欲しければ、森の土(つまり、数年前に折れた枝が土になったもの)を取ってくればよい。それでも自分が剪定した枝から肥料を作ったと実感したければ、燃やして灰にした草木土(ソウモクド)を作ればいい。