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撮影探訪_2021年4月(2)


■2021年4月7日(水)

01_君津_君津駅

巣の材料を咥えるツバメ(燕)。

アオジ(青鵐)。

フキノトウ(蕗の薹)の茎が伸びて(薹が立って)、綿毛となって種が飛んだようです。


この時期、雑草の生えた田に水を引き入れ、そこに耕運機を入れて耕します。写真ではセグロセキレイ(背黒鶺鴒)が虫を探しています。

虫を啄む背黒鶺鴒(1)。

虫を啄む背黒鶺鴒(2)。


この辺りに住むモズ(百舌鳥)の雄。

この辺りに住むホオジロ(頬白)

「ピックィイイ」というサシバ(差羽)の鳴き声が聞こえたので上空を見ると、争う猛禽類3羽ほどが見えた。遠くて判別が難しいが、拡大しよう。


こちらはサシバ(差羽)の雌のようだ。

こちらはノスリ(鵟)かな。

こちらはサシバ(差羽)の雄だろう。


■2021年4月6日(火)

01_君津_君津駅

庭先のサツキ(皐月)が咲き始めた。

ハナズオウ(花蘇芳)の花は散り始め、若葉が残った。

雨で湿った苔にいたニホンアマガエル(日本雨蛙)


田に生えた雑草を耕運機で根こそぎひっくり返す作業。先日の大雨により基本的には泥水になってます。

先日発見したビンズイ(便追)が再び現れた。動かないと見つけにくいし、動いたとなると逃げる時なので、撮影が難しい。

これも十分な画質で撮れたとは言えないが、まぁ便追と断定してもよいかな。正面から撮って胸の斑点を確認したい。


定期的に成長を見守っているビワ(枇杷)の実。5月には熟すのか…あと1ヵ月程度。これから日照時間や強度も増すので間に合うのかな。

ゴヨウアケビ(五葉木通)です。木通は雌雄同株で雌雄異花であり、中央の薄い色の花の集団が雄花、両端のやや濃いめの紫色の花が雌花です。

雌花の拡大。中央の濃い紫色の雌蕊には蜜が出ており、ここに花粉が付けば結実します。そういえば先日、もっと花の色が濃い紫色のミツバアケビ(三葉木通)を発見したが、撮影し損ねた。


春紅葉に集まるエナガ(柄長)です。春紅葉の若葉の枝に大量発生したアブラムシを食べています。ただ単に食べているだけでなくて、嘴で集めているようなので、雛に与えているのかもしれません。

こちらは蜘蛛とか、今の時蚊期に見かけるガガンボ(大蚊)を嘴で集めている様子。

これは庭先のユズリハ(楪)。新葉の下に開花した花があります。


■2021年4月5日(月)

01_君津_君津駅

5日は夜明け前から豪雨でしたが、朝方にはシトシト雨もしくは霧雨となっていた。雨が止むと現れたサシバ(差羽)ですが、こちらはいつもの雌ではなく、雄のようです。

差羽の雄が翼を乾かす様子。風は割と吹いていた。雄は頭の眉の白い模様がはっきりとせず、胸の色も暗いイメージです。尾羽の模様は雄雌共通で縞模様が見えます。なぜかスギナ(杉菜)を足で踏んでいる。

再び霧雨となったが、この程度なら雨避けのない定位置にい続けるようだ。やはり雌よりも若干雄の方が体が小さめのようだ。


■2021年4月4日(日)

 この日は①キジ(雉)の番、②カワセミ(翡翠)の雄、③ミサゴ(鶚)を撮影できました。

01_君津_君津駅

神社にあったゲッケイジュ(月桂樹)の花です。乾燥した葉は香辛料のローレル(ベイリーフ)であり、煮込み料理の香りづけに使用される。雌雄別株で、日本では雌株が少ないらしく、果実は見かけないようだ。

道端に生えてたビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)マレインというハーブとして知られる。原産地北米の先住民族は葉をタバコのようにして吸引し,喘息や痙攣性の咳の治療に用いたそう。

こちらはカリン(花梨)の花です。中国原産の果樹ですが、平安時代には既に栽培されていたそう。


道端で出会った猫。まだ若い猫のようです。

ウシガエル(牛蛙)。手の平くらいのサイズ感。目が綺麗でした。

シャガ(射干)の花。


河川に沿って音源(翡翠の鳴き声)が往来していることに気づきました。再び上流からその音源が近づいて来たので待ち構えると、カワセミ(翡翠)の雄が猛烈なスピードで飛び去って行きました。

拡大します。"翡翠がいる"と一般には知られていない何気ない河川で翡翠を見つけることは、宝探しのようなもの。これにて近隣住民は自分が住む町は「翡翠がいる町」と言っても良い。

川にいたダイサギ(大鷺)です。


クサノオウ(草の黄)の黄色の花。葉を千切ると黄色の液体が浸み出るそう。

川にいたカイツブリ(鳰)です。


川にいたバン(鷭)です。

川の下流域で久しぶりにモズ(百舌鳥)の雌を見ました。上流の農地には多くの雄がいるよ。


河川の接続部の砂地にカルガモ(軽鴨)コガモ(小鴨)と亀が休んでいました。

軽鴨です。

こちらは国道の間にある狭い植樹帯から飛び立ったヒバリ(雲雀)です。上空で羽ばたきながら絶えず囀る縄張り宣言(揚げ雲雀)の様子です。


こちらはイソヒヨドリ(磯鵯)の雄です。海に近い海岸などに生息するので、河川に近いとはいっても市街地で出くわすとは思いませんでした。

住宅の屋根瓦で囀る磯鵯。

川の上流に戻ります。


軽鴨です。

川の上流へ。

こちらは何という亀でしょう。在来種かな。


菜の花や杉菜が茂る河原で、キジ(雉)の雌がいました。雌は動かないと、景色と一体化して遠目ではまず存在を認識できません。

近くには雄もいました。

こちらはトビ(鳶)です。よく見られます。


晩春に差し掛かり、遅咲きのイチヨウ(一葉)が咲き始めています。

こちらも遅咲きのカンザン(関山)です。


道路に生えるタンポポの花。

フキノトウ(蕗の薹)の花が上に伸びて、ようやく開花したようです。


ウワミズザクラ(上溝桜)が満開です。ブラシ状の白い花が咲きます。

お昼頃、サシバ(差羽)の雌は定位置にいます。

夕方4時頃、突如上空に現れたミサゴ(鶚)です。初めて撮影しました。英語名はオスプレイです。翼が幅広い印象でした。