· 

撮影探訪_2021年4月(1)


■2021年4月3日(土)

01_君津_君津駅

ホオジロ(頬白)の雄。ここ最近、番で見られます。

頬白の雌。


家の上にいるキセキレイ(黄鶺鴒)

ヤマガラ(山雀)。冬季よりも存在感が薄くなったような気がする。椿の茂みの中にいる時に撮影。

夏鳥のツバメ(燕)。日差しに照らされ、見えにくかった顔の表情が少しだけ見えた。


4月に入り、辺り一帯の田畑に水の引き入れが始まってます。水路が張り巡らされ、写真(@大山野)のような水門で流量を制御しているようだ。

水田の水溜まりにいたオタマジャクシ。

ヤツデ(八手)の花の蕾。


モズ(百舌鳥)の雄。雄が多く見るが、雌は全くと言ってよいほど目にしていない。

2時間程度の散歩で、異なる場所で合計3体の百舌鳥の雄を見ることができた。

ソメイヨシノ(染井吉野)も葉が目立つようになり、風が吹けば桜吹雪となります。桜吹雪は焦点を外してボカした方が存在感が増すね。


ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)もしくはカラスノエンドウ(烏野豌豆)。異常発生したアブラムシをテントウムシ(天道虫)の幼虫が食べているようでした。

途中で見つけた花盛りのヤエシダレザクラ(八重枝垂れ桜)には、沢山のミノムシ(蓑虫)の蓑が付いていた。


ヤマアジサイの昨年の花がドライフラワーになってます。

こちらは八重咲きのヤマブキ(山吹)です。一重咲きの山吹も見ましたが、まだ蕾でした。


こちらはクロモジ(黒文字)の花だと思います。太い枝を見ると、確かに高級爪楊枝の素材でした。

こちらはナツグミ(夏茱萸)の花。蜂などの多くの昆虫が群がっていた。

樹木に巻き付くアケビ(木通)の蔓。紫色の花を咲かせています。


木通の花。以上、山高原(ヤマタカハラ)から作木(ツクリキ)に至る道路沿いに見られた植物。

コナラ(小楢)の木で鳴くウグイス(鶯)。鶯はうまく撮るのは難しい。これが撮影に成功した最初の鶯。

囀る鶯の様子。


サシバ(差羽)の雌の近くにキジバト(雉鳩)2羽がいた。差羽が鳥を獲物としないことをよく知っているのでしょうか。雉鳩としては、天敵ではない強者の近くにいるのは、心強いのかも。

差羽の雌が、主食であるカエルを捕らえました。

より高い位置へカエルを持って飛んでいきました。


ウワミズザクラ(上溝桜)のブラシ状の花です。

こちらはモチノキ(黐の木)の花。

こちらはクワ(桑)の花。


■2021年4月2日(金)

01_君津_君津駅

ハナズオウ(花蘇芳)の花。先端に若葉が生える。昨年に結実した豆鞘のような果実が付いたまま。

シャガ(射干)の花。


ツグミ(鶫)がいました。

キジ(雉)の雄です。散歩する際に聞こえる雉の鳴き声から察するに、この周辺(大山野)には3匹程度の雄がいるようです。

途中で見たヤギの親子。君津ICの辺り。


桜の枝にいたスズメ(雀)。

ツバメ(燕)です。燕は黒くてもっと強く日差しが当たらないと顔の表情がよく分からない。

新芽から赤味の強い春紅葉の様子。若葉は日光が当たるほど赤味が引くのか、上の方が黄色です。


春紅葉の若葉や若い枝には、無数のモミジニタイケアブラムシがくっ付いています。

春紅葉のアブラムシを食べに2羽(番)のエナガ(柄長)が来てました。ちょうど嘴でアブラムシを一匹掴んでます。

アブラムシは若葉や枝の樹液を吸って、甘い蜜を出すようなのですが、それを食べる柄長はアブラムシを食べて甘味を感じているのでしょう。


こちらは若葉が緑、花は赤い紅葉ですが、同じようにアブラムシが付いてますね。

こちらはコナラ(小楢)の若葉と花です。柄長が若葉に潜む緑色の小さな蜘蛛を咥えています。柄長の主食は小虫が多いようですね。柄長は樹木に付く害虫を食べてくれる益鳥ですね。

この柄長は顔の黒い部分が薄いタイプで、千葉に存在することからチバエナガ(千葉柄長)と呼ばれるそうです。


■2021年4月1日(木)

01_君津_君津駅

早朝、近くの自販機に向かう散歩中にキジ(雉)の鳴く声が聞こえたので、探すといました。

「朝雉が鳴くは晴れ、夜鳴くは地震の兆し」

雉の鳴くモーション① ※母衣打ち(ほろうち)

ビシっと姿勢を正し、深呼吸をする。

雉の鳴くモーション②

嘴を上空へ開き、金属が擦り切れるような鳴き声を発する。


雉の鳴くモーション③

…と同時に、両の翼を左右にゆったりと開く。

雉の鳴くモーション④

大地をしっかり踏みしめ、前後に羽ばたかせる。

雉の鳴くモーション⑤

大地をしっかり踏みしめ、前後に羽ばたかせる。


雉の鳴くモーション⑥

反動で体が前方に押されるが、踏みとどまる。

雉の鳴くモーション⑦

最後は尾を頭の高さに留め、決めのポーズ。

以上で、一連の動作が完結される。

雉の鳴くモーション⑧

緊張を解き、今の鳴き方を反省し、次に活かす。

この一連の所作を毎日丁寧に100回繰り返し、いずれは音を置き去りにするだろう。


朝に撮影したアカハラ(赤腹)。比較的警戒心が高い。

大空で4羽のツバメ(燕)が互いに旋回しています。

電線で羽を休める燕。少しだけ家にある昔の巣の様子もチェックしてましたね。


日陰に茂るシャガ(射干)が咲き始めた。

食用のノヂシャ(野萵苣)の花です。

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)もしくはカラスノエンドウ(烏野豌豆)。


こちらはウラシマソウ(浦島草)。近縁種のマムシグサ(蝮草)と異なり、花から長い触手が伸びていて、これが浦島太郎の持つ釣り竿とイメージされるよう。

浦島草(1)。触手の拡大。

浦島草(2)。触手や紫色の花であること以外に、蝮草との区別は、葉と花の位置関係にある。浦島草は葉の下に花が付く。


こちらは蝮草。中央の花は浦島草よりも紫色が薄く、触手は存在しない。但し、白い棒状の突起物が収まってます。

蝮草の花の中には白い棒状の突起物がある。なお蝮草の花は葉の上に位置する。

蝮草の葉に狡猾そうな虻が休憩中。


柿の木に止まったカワラヒワ(河原鶸)。

この植物は何だろう。

こちらはコナラ(小楢)の雄花のようです。


こちらはビンズイ(便追)かもしれない。ツグミ系かと思ったが、この顔や目の趣は、セキレイ(鶺鴒)に似ているので、多分、セキレイ科の便追。

便追の様子。胸の辺りの模様も便追で問題ないだろう。

サシバ(差羽)は今日も定位置で動かない。


イロハモミジ(いろは紅葉)の新芽が芽吹き、細かな赤い花が咲いています。

いろは紅葉の新芽についたアブラムシを食べているエナガ(柄長)です。柄長はスズメ(雀)よりも一回り小さいです。

こちらは夕暮れ時に、やって来たカケス(橿鳥)。翼の青く光る柄模様が美しい。鳴き声は割と騒がしく、よろしくはないタイプですね。