■条約関連の用語
用語 | 説明 |
採択 |
条約内容を決める話し合いの結果、複数の候補案の中から一つに決定することを採択という。 |
署名、調印 |
採択された条約を記した公文書に対して、国として賛成の意思表示を示す意味でサインすることが署名(調印ともいう)である。通常、国から署名を任させる全権大使がその場所に赴いて署名を行う。なお、署名は仮決め(内定)に過ぎず、実際に条約に参加することが確定される行事ではない。 |
批准 | 署名された条約を国が確認し、問題がなければ正式に条約に同意することを批准という。批准されると正当な手続きを踏まない限り、条約の内容は変更できない。なお署名はしたが批准はしなかったケースはあり、国の信用に関わるものの法的には問題ない。 |
発効 | 批准後、正式に条約が効力を持つこと。批准されたからといってすぐに条約が発効できるわけではない。条約の発効条件として批准国の最低数などの条件があり、それらがクリアされなければ条約自体が発効されない。 |
締結 | 採択、署名、批准、発効条件のクリアの手続きが進み、正式に条約に関する参加国が確定させることを締結という。なお締結後に条約が発効されることが多い。 |