年表_時事_2008

米FRB、ｾﾞﾛ金利政策を実施

FRBのﾊﾞｰﾅﾝｷ議長は、深刻な経済危機への対応のため、米国史上初のｾﾞﾛ金利政策を実施。

11月25日

(火)

FRB、QE1を発表

4兆元の大型景気対策を発表

世界的な金融危機(ﾘｰﾏﾝｼｮｯｸ)に対して、中国政府(胡錦涛政権)は4兆元(約57兆円)規模の景気対策を発表。

※2010年にはﾘｰﾏﾝｼｮｯｸ前と変わらない高成長に戻し、中国経済の悲観視を覆す。

大和生命、破綻

大和(ﾔﾏﾄ)生命は資産悪化で突如破綻を発表。破綻前の総資産額は約2800億円。

※国内生保の破綻は、2001年3月の東京生命以来の7年半ぶり。

米下院、金融安定化法案を否決

米下院は最大75兆円の公的資金で不良債権を買い取ることを盛り込んだ金融安定化法案を否決した。

金融市場は想定外の事態を受けてﾊﾟﾆｯｸに陥り、米株価は暴落した。

米銀ﾜｺﾋﾞｱの破綻、身売り

9月25日

ﾜｼﾝﾄﾝ･ﾐｭｰﾁｭｱﾙ、破綻

米貯蓄貸付組合(S&L)最大手であるﾜｼﾝﾄﾝ･ﾐｭｰﾁｭｱﾙ(総資産は32.5兆円規模)が業務停止し、事実上破綻したと発表。米国史上、最大規模となる銀行破綻。

米FRB、AIG救済策を発表

ﾘｰﾏﾝ･ﾌﾞﾗｻﾞｰｽﾞ破綻の翌日、FRBは大手生保AIG(総資産は約106兆円)へ緊急融資(最大850億米ﾄﾞﾙ、約9兆円)を決定し、AIGは公的管理下に入る。

ﾘｰﾏﾝ･ﾌﾞﾗｻﾞｰｽﾞ、破綻

※ﾘｰﾏﾝｼｮｯｸの発生

4月7日

(火)

白川氏が日銀副総裁に昇格

福田内閣は日銀副総裁だった白川氏を第三十代総裁に昇格・就任した。別の財務省OBを副総裁に充てる妥協案を提示したが、総裁だけが同意され、副総裁は不在のまま新体制が船出した。

3月19日

(水)

日銀副総裁に白川氏、承認

日銀副総裁に白川氏が正式に承認された。なお総裁は空席のままであり、副総裁の白川氏が総裁代行した。ねじれ国会(衆院･参院の第一党が異なる状態)により、新日銀法における総裁･副総裁人事では衆参両院の同意が必要であり、参院第一党の民主党の絶対的な拒否権を持つ形(福田内閣は武藤総裁案を提案したが否決)となっている。政治が金融政策に影響を与える政局含みの不穏な空気が広がった。