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LINUX_ファイルの種類


①ファイル名に使いたい文字、使いたくない文字

  文字 メモ

Linuxのファイル名で

使いたい文字

アルファベットや数字

アンダースコア(_)、ハイフン(-)、ピリオド(.)

PC上で扱うデータはファイル単位でディスク上に保存される。

ファイルにはファイル名が付けられるが、ファイル名(もしくは、ディレクトリ名)に使用できる文字は、左の文字を使うことが推奨される。

Linuxのファイル名で

使いたくない文字

アスタリスク(*)、エクスクラメーションマーク(!)、疑問符(?)

メタキャラクタとして特殊な意味を持つ記号はファイル名に使わない。

スペース

スペースは、コマンド、オプション、引数の間の区切りで利用するためファイル名に使わない。

②ファイル名の留意点

  メモ

Linuxではファイル名の

大文字・小文字は区別される

例えば、test.txt、Test.txt、TEST.TXTの3つのファイルはそれぞれ区別される。

Linuxではファイル名に

拡張子の概念はない

Windowsでは、.txtや.docxなど拡張子でファイルとアプリケーションに紐付けられるが、Linuxにはそのような仕組みはない。

それでもLinuxでのファイル名で「~.txt」と付ける人がいるのは、利用者が見て中身が想像しやすくするため。

ドットで始まるファイル名は

隠しファイル

Linuxではドット(.)で始まるファイル名は、隠しファイルとして扱われ通常の操作では表示されない。

このドットで始まる隠しファイルは、主にユーザー環境やアプリケーションの設定ファイルとして使われる。

③ファイルの種類

Linuxのファイルは4種類で、通常ファイル、ディレクトリ、リンクファイル、特殊ファイルです。

ファイルの種類 説明
通常ファイル 通常ファイルとはテキスト情報が格納されたファイルであり、以下の2種類に分けられる。
テキストファイル 人間は読めるファイル
バイナリファイル 人間は読めない(機械が読める)ファイル
ディレクトリ Windowsでいうところのフォルダに相当する。
リンクファイル ファイル名とファイルの実体を紐付けることをリンクという。
シンボリックリンク  
ハードリンク  
特殊ファイル

ハードウェアを抽象化したデバイスファイル等が該当。

プリンタに対応するデバイスファイルにデータを書き込むとプリンタから出力されるなど、ファイルを通じてデバイスを扱えるようになる。

デバイスファイル以外にも特殊ファイルは存在する。 

④ファイル情報の一覧表示:lsコマンド

lsコマンドのlsは、LiSt filesの略称。コマンドの後ろにオプションとして-ltrを付した、ls -ltrコマンドは便利。

ls -lコマンドの実行で表示される属性情報のおける、ファイルの種類とそれに対応する英字は以下の通り。

ファイルの種類 lsコマンド実行で表示される文字
- 通常ファイル
d ディレクトリ
l リンクファイル
c 特殊ファイル(キャラクタデバイスファイル)
b 特殊ファイル(ブロックデバイスファイル)