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年表_数学/情報_SM-Q1


■2千年紀第1四半千年紀(1001~1250)

西暦 人物 出来事 (発見/発表/発明/現象) メモ
1001        
1200頃 ピザノ  

円周率の近似

※3.141まで正しい

円に内接及び外接する正96角形の周長をもとに、円周率を3.141まで正確に決定。
1202 レオナルド・フォボナッチ イタリア

書物『算盤の書(リーベラ・アバチ)』

※アラビア数学をラテン語翻訳し、

ヨーロッパ圏に普及

フィボナッチ数(フィボナッチ数列)

イタリア・ピサで商人ボナッチの息子フィボナッチは誕生。父ボナッチはフィボナッチを商人に育てるため計算法の習得を勧めた。青年フィボナッチはブギア、エジプト、シリア、ビザンチンなどへ旅をして、暇をみては数学の勉強をし、特にアラビア数学の深い知識を身に付けた。1202年に大著『算盤の書』を刊行し、アラビア数学をヨーロッパに広く知らせた。12章には後にフィボナッチ数列と呼ばれる数列問題が紹介されている。フィボナッチ数列の問題は次の通り。

「ウサギの対が毎月1対を作り、生まれて1ヵ月過ぎればその1対も子を作れるようになる。ウサギが死なないと仮定して、1対のウサギから1年間に何対生まれるか」

1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377…と各時点のウサギの総数が続く。

※現在では、最初にもう一つ1を付け加えて、フィボナッチ数列と呼んでいる。

※1228年に第2版を出版。

1250