■16世紀後半(1551~1600)
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1551 | ||||
1557 | ロバート・レコード | イギリス |
書物『知恵の砥石』 等号記号(=) |
英語初の代数学書『知恵の砥石』により、初めて=を用いた等号記号が登場。=は2本の平行線を縮めて作られた記号で、その心は「同じ長さの平行線ほど"等しい"ものはない」ということで、幾何学に所縁とする。 |
1585 | アドリアン・アンソニス | オランダ |
円周率の近似(355/113) ※メティウス数と呼ぶ |
欧州で最も有名な円周率の近似値は355/113(メティウス数)とされ、小数にすると3.1415929...となり、小数第6桁まで正しいことが分かる。このメティウス数は、メティウスの父親(数学者)アンソニスが発見し、息子メティウスが著書で紹介したことに由来する。 ※なお中国では既に5C頃には暦学者である祖沖之(そちゅうし)が発見していたとされる。 |
ビエタ |
円周率の近似 ※小数10桁まで決定 |
内接及び外接する正393216角形を用いて、円周率を小数10桁まで決定。 ※正多角形は、6×2^16角形。 |
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ロマヌス |
円周率の近似 ※小数15桁まで決定 |
内接及び外接する正83886080角形を用いて、円周率を小数15桁まで決定。 ※正多角形は、5×2^24角形。 |
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1596 | ルドルフ・バン・コーレン | オランダ |
書物『円について』 円周率の近似 ※小数20桁まで決定 |
ライデン大学の数学教授ルドルフは、内接及び外接する正60×2^33角形を用いて、円周率を小数20桁まで決定。 |
トマス・ハリオット | イギリス |
不等号の記号(>,<) |
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1600 |