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科学系掲示板_原子核の発見


■年表

西暦 人物・機関 出来事 (発見/発表/発明/現象) メモ
1895 ヴィルヘルム・レントゲン ドイツ

論文『新種の放射線について』

X線

世界初のレントゲン写真

 
1896 アンリ・ベクレル フランス

天然鉱物の放射性物質(放射能)

写真乾板による放射線の検出

※原子核物理学の始まり

 
1898

ピエール・キュリー

マリ-・キュリー

フランス

ポーランド

放射性元素(ウラン、トリウム)

放射能と命名

 
1898

ピエール・キュリー

マリ-・キュリー

フランス

ポーランド

放射性元素(ラジウムポロニウム)

α線源(ラジウム)

半減期の概念

 
1899

アーネスト・ラザフォード

※核物理学の父

ニュージーランド

α線(アルファ線)

β線(ベータ線)

 

1900

ポール・ヴィラール

フランス

γ線(ガンマ線) ※第三の放射線

 

1900

アンリ・ベクレル

フランス

β線の正体⇒高速電子

 

1902

アーネスト・ラザフォード

フレデリック・ソディ

ニュージーランド

イギリス

放射性元素の崩壊説(放射壊変)

半減期

※科学的な錬金術の可能性

 

1903

ピエール・キュリー

フランス

ラジウムの発熱量の測定

※1時間で同量の水を沸騰

 

1904

ジョゼフ・ジョン・トムソン

(J.J.トムソン)

イギリス

スイカ型原子模型

(プラムプディングモデル)

 

1904

長岡半太郎 日本 土星型原子模型  

1908

アーネスト・ラザフォード

トマス・ロイズ

ニュージーランド

イギリス

α線の正体⇒ヘリウム原子核  

1908

ハンス・ガイガー

ドイツ

ガイガーカウンター(計数管)  

1909

ハンス・ガイガー

アーネスト・マースデン

ドイツ

ニュージーランド

α線の散乱実験

(ガイガー=マースデンの実験,ラザフォードの散乱実験)

原子の内部構造の推定

 

1910

フレデリック・ソディ

イギリス

同位体(アイソトープ)の概念

 

1911

アーネスト・ラザフォード

ニュージーランド

原子の有核模型

(ラザフォードの原子模型)

原子核の存在確認と命名

 

1912

ジョゼフ・ジョン・トムソン

(J.J.トムソン)

イギリス

質量分析器の原型

安定同位体

 

1913

ニールス・ボーア

デンマーク

論文『原子と分子の構造』

ボーアの原子模型

①量子条件(2πr×mv=nh)

②定常状態(エネルギー準位)

③振動数条件(遷移条件)

原子構造の量子論

 

1913

ヘンリー・モーズリー

イギリス

モーズリーの法則

原子番号と元素固有X線の関係

原子番号の科学的意味

(→原子核の電荷数=陽子数)

未発見の元素の予言

 

1913

フレデリック・ソディ

カジミア・ファヤンス

イギリス

ポーランド

放射性崩壊の変位則

(ソディ=ファヤンスの法則)

 

1919

アーネスト・ラザフォード

ニュージーランド

α粒子による原子核破壊

※核変換による錬金術の可能性

陽子

水素原子核を陽子を命名

 

1920

ジェームス・チャドウィック

イギリス

原子番号と原子核内の陽子数の一致を証明

原子番号の定義を決定付ける

 

1920

アーネスト・ラザフォード

ニュージーランド

中性子の存在を予想

 

1928

ジョージ・ガモフ

ロシア

アルファ崩壊の理論

トンネル効果

 

1930

ヴァルター・ボーテ

ハーバート・ベッカー

ドイツ

ドイツ

ベリリウム線

※後に中性子線だと判明

 

1932

ジェームズ・チャドウィック

イギリス

中性子

※ベリリウム線の正体を解明

 

1932

ドミトリー・イワネンコ

ソ連

原子核の構造理論

 

1932

ヴェルナー・ハイゼンベルグ

ドイツ

書物『原子核構造論』

原子核の構造理論

 

1935

湯川秀樹

日本

中間子論 ※核力の理論

中間子を予言

 

1947

セシル・F.パウエル

アメリカ

パイ中間子 ※湯川粒子