■17世紀後半(1651~1700)
西暦 | 人物・機関 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1651 | ||||
1689 | ドニ・パパン | フランス |
大気圧機関(パパン機関) ※最初の大気圧機関 |
最初の大気圧機関であったが、試作の域を出ず、実用には至らなかった。 |
1698 | トマス・サヴァリー | イギリス |
大気圧機関(サヴァリー機関) ※最初の実用的な大気圧機関 |
パパン機関を参考に新しい揚水用の蒸気機関を考案。サヴァリーはサヴァリー機関を「鉱夫の友」と呼び、当時イギリスの炭鉱で課題となっていた排水の効率化のため開発された。パパン機関は全ての役割をシリンダー内部に閉じ込めていたのに対して、サヴァリー機関では、蒸気を発生させるボイラーと水を汲み上げるシリンダーとに機能を分業化したことが評価される。 ピストンの往復運動は毎分4ストローク程度で、揚水可能な深さはせいぜい15m程度だった。当時の炭坑は深くまで掘り下げられており、湧水量も多いためサヴァリー機関でも広く実用化するには至らなかった。 |
1700 |