■20世紀第1四半世紀 (1901-1925)
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1901 | ||||
1902 | ウォルター・S・サットン | アメリカ | 染色体説の提唱 | 染色体が両親から継承される遺伝の実態に関係すること(染色体説)をバッタを用いた実験で提唱。 |
1908 | 池田菊苗 | 日本 | 旨味成分(グルタミン酸ナトリウム)の発見 | |
1909 | 田原良純 | 日本 | フグ毒成分(テトロドトキシン)の単離 | |
1910 | 鈴木梅太郎 | 日本 |
論文『白米の食品としての価値ならびに動物の脚気様疾病に関する研究』 |
鶏と鳩を白米で飼育すると脚気で死に至るが、糠-・麦・玄米には脚気を予防し、快復させる効果があることが分かり、その有効成分であるアベリ酸を抽出。翌年、さらにアベリ酸を抽出してオリザニンと命名した。オリザニンは現在ではビタミンとして知られるが、これはカシミール・フンクが命名し、それが普及したものである。 |
1912 |
ホルスト フローリッヒ |
ノルウェー ノルウェー |
ビタミンC(L-アスコルビン酸) |
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1913 |
マッコラム デイビス |
アメリカ アメリカ |
ビタミンA(レチノール) |
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1915 | 山極勝三郎 |
日本 |
皮膚がんの人工発生に成功 | |
1921 |
カナダ イギリス |
インスリンの大量抽出法 |
バンディングは、実験用の犬の膵臓から糖尿病の血糖値を下げる有効成分(インスリンと命名)の抽出に成功。その後、指導教授のマクラウドらと牛の膵臓からインスリンを抽出する方法に変えた。数ヵ月のうちにインスリンが大量生産されるようになり、治療方法のなかった世界の数百万人の糖尿病患者の寿命を延ばした。 | |
1925 |